はじめに
今回はシーズン中のスノーボードのメンテナンスについてです。
ボードがなぜ滑らなくなるかわかりますか? 端的に言えば汚れです。
スノーボードは、板に染み込んだワックスが雪と一緒に後ろに流れていくことで雪上をなめらかに滑ります。ソールが汚れにおおわれてしまうと板からワックスが出てこれないため、良く滑りません。
もちろんある程度は滑りますよ。雪の上では靴でも滑りますからね。
でもよく滑ったほうが絶対に楽しいです。
楽しいし、緩斜面で止まってしまってスケーティング、という体力を消耗する行為もやらずに済みます。仲間はスイ〜っと行っているのに自分は止まっちゃう、という経験ありませんか?
ちゃんとメンテナンスしていればもうそんな事はありません。
そもそもなぜ汚れるのか?
土が出てるところを滑ったとかだと分かりやすいのですが、真っ白な雪もそんなに綺麗とは限りません。
圧雪面であれば圧雪車が踏んでいるわけですし。
日本の雪は日本海からの水分の影響で塩分が多く含まれていると言われています。
時期によっては黄砂や花粉も舞っています。
これらがソールにべったりと貼りつくと滑走性が落ちるわけです。
滑走後のクリーニング手順
それでは滑走後、帰宅したあとの具体的な手順です。
- バインディングを外し水気を拭き取る。
- スプレータイプのリムーバーをキッチンペーパーに吹きかけ、ソールを拭き上げる。
ここで表面の汚れを簡単に取ってしまう。 - ベースワックスをアイロンで塗る。汚れを浮かせるためしっかりとソールを温めます。
- キッチンペーパーをソールとアイロンの間に挟み、アイロンと一緒に動かしながらワックスと一緒に汚れを吸い上げる。
- 滑走ワックスを塗り、次滑るときまで保管。滑る前にスクレイピング&ブラッシング。
以上です。
この手順のどこがおサボりかと言うと、ベースワックス削りをスクレイピングではなくキッチンペーパーに吸わせる事に変えている点です。
スクレイピングは手も疲れるしゴミも出るしで、回数はなるべく減らしたいですからね。
汚れを取る目的であればこれで十分です。
おわりに
面倒じゃねーか!なにがおサボりだ!
という声も聞こえてきそうです。。。そうです。基本スノーボードのメンテナンスは面倒くさいですし、それこそやらなくても”ある程度は”滑ります。
ただせっかく山まで行って、リフト券買って滑るのだから最大限楽しめた方が僕は良いと思います。
それにメンテナンスすれば道具に愛着も湧くし、何というか”メンテナンスの充実感”も味わえます。
というわけで今回はシーズン中のメンテナンスについてでした。
皆さん良きスノーボードライフを!
コメント