ボルダリングジム間のグレード差を理解しよう
初心者からベテランクライマーまで、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。「このジムではサクサク登れる2級が、別のジムでは全然手も足も出ない…」という状況。今回は、ボルダリングジムによってグレード感が異なる理由と、それにどう対応すべきかについて考えてみましょう。
なぜグレード差が生まれるのか?
1. セッターの主観性
- 課題を設定するセッターの経験や好みが反映される
- 同じジムでもセッターが変われば傾向が変わることも
- セッター自身の得意・不得意な課題タイプによる影響
2. 施設の特徴
- 壁の傾斜角度の違い
- ホールドの種類や品質の差
- 施設の規模や課題の密度
3. 顧客層の違い
- 初心者が多いジムは全体的にグレードが易しめに設定される傾向
- 上級者向けの施設では厳しめのグレーディング
- 地域性による影響(都市部と地方など)
どう対応すべきか?
1. グレードにこだわりすぎない
- 数字や級にとらわれず、自分の成長を感じられる課題に挑戦
- 様々なスタイルの課題に触れることで総合的な実力アップ
2. 複数のジムを利用するメリット
- 異なるグレード感を経験することで適応力が上がる
- 多様な課題スタイルに触れられる
- より幅広いクライミング環境で経験を積める
3. 実力の客観的な指標として
- 競技会や外岩でのグレードを参考にする
- 定期的に通うホームジムでの成長を重視
- 他のクライマーとの交流で様々な視点を得る
まとめ
ジム間のグレード差は、クライミングの奥深さを表す一つの側面とも言えます。グレードの数字にとらわれすぎず、それぞれのジムの特徴を楽しみながら、自分なりのクライミングスタイルを見つけていきましょう。
異なるグレード感は、むしろクライマーとしての成長機会と捉えることができます。様々なジムで経験を積むことで、より豊かなクライミングライフを送ることができるはずです。
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